日本の中小企業問題

2代目への継承は50%の確率で失敗する

 

2代目への継承は50%の確率で失敗する

 

中小企業の継承問題は、日本の中小企業にとって切実な問題だ。これはもう日本全国で2代目への継承に失敗してたいへんな目にあう会社が続出するだろう。

 

それはどうしてか。中小企業の経営というのは、社長の能力がもろに会社の業績に反映する。

 

それは、社長が営業の管理をほとんどすべてやるからだ。だから、人的資源のようなものをすべて社長が把握している。

 

問題なのは、この人的資源を2代目にしっかりと継承せずにいきなり渡す人が多いからだ。

 

これは解っている人が少ないので、しっかりと主張したいのだが、経営のやり方や思想というのは、ある程度勉強すれば、ほとんど誰がやっても同じになる。

 

下請け中小企業なんかは、特にそうだ。もらった仕事をそれなりの納期にあわせて製造するだけ。だから、会社の戦略がどうとか、新商品開発なんて全く考えなくていい。

 

しかし、大企業から、仕事をもらうために人間関係や、ゴマのすり方や接待の仕方などは非常に重要だ。

 

そういうのこそ、社長は息子や2代目に継承しなければならない。そこを勘違いして、「経営とはこうだとか」「何とかの道はこうだ」とか先代が自分の経営に対する哲学みたいなものだけを後継者に話すから会社がダメになる。

 

ようするにただの下請け中小企業のくせに、自分は厳しい時代を乗り切った経営者だと自惚れているのだ。

 

残念ながら、日本全国にこんな社長がたくさんいるから、中小企業の継承問題は日本各地で大問題になるだろう。